心の中の自分

宮城県・22歳・女性

ある時、「心の中に何人自分がいる?」と知り合いの話を聞いてくれる方に聞かれました。その時は私は答えられず、その人は何人もいると言っていました。その雑談をした後から、自分の中に何人いるか何故わからないのだろうと時々考えるようになりました。

昔はあまり自己主張をするタイプではなく、自分というものがあまり無かったのですが、知り合いと話すようになってから自分を大事にしてあげようという意識ができてきました。それまでは、リスカに暴飲暴食、嘔吐など自分に優しくないことで心を安定させていました。自分に優しくすることで心の中に自分が何人いるのか少しずつ理解できるようになりました。

わたしは、自分の心がしんどくなるとその原因と思われる自分の感情を殺していたのです。
自分の感情=心の中の自分という解釈でいくと、自然と納得できました。自分の中でしんどくなると他人を責めるよりも自分の行動や考えを否定していたほうが迷惑をかけずに処理できるのです。そうなると、未だに私は自分に優しくしてあげられない。大事にしているわけではないのだと思います。

私は、精神科に通っているわけでも、薬を飲んでいるわけでもなく、私よりも辛い人など沢山いる。それなのにどうして上手くできないのだろう。もっと頑張ればいいのに、努力すればいいのにと頭ではわかっているのに心と体がついてこない。そうして自分ができていないだけわたしは心の中の自分を殺し続けている。でもそれを伝えようとしても難しい。ならば誰に伝わるかわからないけれどもこういう形だけでも文字に表してみよう。

本当は、生きているだけでしんどい。
生まれてきたくて生まれた訳じゃない。
自分を殺したくない。

支離滅裂でまったく文章としてはダメダメだと思うけれど。誰かがこの感情をわかってくれたなら、少しだけでも報われるかもしれない。

感想1
迷いながらも今の正直な気持ちを書いてくださってありがとうございます。
死にトリの経験談はいい文章を書いてもらいたいのではなく、あなたのように悩んだり、迷ったりしている素直な気持ちを書いてもらいたかったので、とても伝わってくるいい文章だと思いました。
読んで感じたことは、あなたは今まさに自分の生きづらさを自覚して、それに向き合おうとしているのだなということです。話を聞いてくれる知り合いの存在が手助けになっているように思いました。回復のための一歩を踏み出したとしたら、いろいろと大変なこともあるかもしれませんが、理解してくれる人と一緒に迷うことで、次が見えてくると思います。
私たちも微力ながら、死にトリのサイトから応援できたらと思います。心の中の自分について、何か新しくわかった時にでも経験談を書いてもらえたら嬉しいです。

感想2
本当に、生きているだけでしんどいという気持ちが伝わってきます。誰に伝わるかもわからないのに、言葉にしてくれてありがとうございます。
心の中の自分が何人もいたら、それを誰かに伝えるのはとても難しいだろうと思います。どんな自分が心の中にいるのかわかったら、ぜひ聞いてみたいです。
文章を読んで、あなたはありのままの自分を表現することが制限されるような、抑圧的な環境にいた経験があるのかなと想像しました。今の社会では、自分の感情の一部を殺して周囲に合わせなければならないことが多いような気がしています。とくに家族や学校は閉鎖的な集団になり、自分に合わない環境でも居続けなければならないということになってしまいがちだと思います。もっと自分に合った環境を探して選択する自由があってもいいはずなのに…と考えています。
それと、生きづらさは誰かと比較できるものではないと思います。あなたがとても生きづらいと感じているなら、その気持ちを否定する必要はどこにもないし、受け止めたいと思います。あなたがどんな環境であれば少しでも生活しやすくなるか、どんな世の中になってほしいと思うか、何かあればぜひお聞きしたいです。
ところで1月には東北でもリアル居場所を開催します。良かったらお話ししに来てください。

感想3
しんどくなったときに自分の感情を殺していれば、自分というものがよくわからなくなるのではないでしょうか。感情がないと自分を理解したり自分に優しくしたりするのは難しそうだからです。ただでさえしんどいのに、自分の感情を殺すのには二重のしんどさがあるのではないでしょうか。冷静に考えると(冷静に考えなくても)、感情を殺し続けているあなたが悪いのではなく、感情を殺さざるを得ない状況をつくり出している何かが悪いのだろうと思います。そのため、感情を殺してまで耐えているあなたにこれ以上努力を求めるのは、なんだか違うような気がします。今回いただいた文章からはその状況をつくり出している何かについてはわからなかったので、推測でもいいので教えてくれるとうれしいです。
私もときどき、選んで生まれてきたわけではないのに、どうして生きることを強いられなければならないのかと考えるときがあります。自分はきっと、まったく考えなくなることはないのかなと思いますが、生きていてつらいことが減れば考える頻度は少なくなるのかなとも思います。生きづらさを感じる機会を減らすために生きやすい社会を求めているので、あなたとも一緒にそんな社会をつくるにはどうしたらいいのか考えたいです。リアル居場所に来てくれたらうれしいです。

感想4
正直な気持ちを表現して送ってくださりありがとうございます。
あなたのしんどいという気持ちがとても伝わってきました。しんどく思う原因となる感情を殺していたとありましたがある種自分を守るためには必要なことなのかもしれません。しかしそれをずっと続けるのも限界があるのかなと感じますし、「自分を殺したくない」という言葉に込められた切実な想いを受け止めたいと思いましたし大切にしたいなと感じました。あなたの抱えている生きづらさは、どういった環境や社会になれば少しでも生きやすいと感じるのか一緒に考えていけたらなと思います。1月に東北のほうでリアル居場所を開催するので、もしよろしければ来ていただけると嬉しいです。