ここチャット「休むことがむずかしいのはどうしてだろう?」実施レポート(2021/09/13)

2021年9月13日は「休むことがむずかしいのはどうしてだろう?」というテーマでここチャットを実施しました。参加者は9人でした。

最初に3つの質問を自己紹介として書いてもらいました。

①休むことの効果について、あなたが感じることや考えていることを教えてください。

この質問にはこのような答えがありました。

  • 休むことで、体も心も軽くなる。嫌な空間から自分を切り離せる。なので、なにもしなくても休む時間は必要だと思ってます。
  • 身体的に回復ができる
  • 体力回復、体調改善、リフレッシュ。
  • 疲れが減る・なくなる、心が穏やかになる、優しい気持ちになりやすくなる、休むと心地いい気持ちになる
  • 休むことで、疲れがとれて物事の意欲がでてくる
  • 自分はつかれてくると肌が荒れてきます。なので、休むと明らかに肌の調子が良くなります。
  • 肉体的精神的な疲労回復
  • 頭の中をスッキリさせる、身体を万全の状態に戻す
  • 休むと、効率が上がります。

②休めない・休みづらい理由について感じていることを教えてください。

この質問にはこのような答えがありました。

  • 仕事が終わらない。他の人が休みをとってないと申し訳なくなる。
  • 休むということに罪悪感を感じてしまう
  • サボってるように思われる。罪悪感。
  • いまは休みたい時に休んでいますが、休めなかった時は、休むとクビになりそうだったし、それで無理して休まざるを得なくなって実際クビになりました!
  • 休みづらいのは周りが仕事を頑張ってやってるから。自分も何かできるのではとつい残ってしまう。休むと癖がつきそう。毎日仕事に行って生活リズムを整えなきゃと思う。
  • 休みたくても家事や生きるために必要な手続きがあり、手放しで休むことができません。
  • 昔から親に「休むこと=悪いこと」「常に誰かの役に立つように動き続けることが良いこと」だと教えられてきました。
  • 今までの人生の中で、自分の時間・場所を持つことが難しい時期が長かったから
  • 休めないのは、・周囲が休まないから。という時と、・やる事がありすぎるから。という時があります。

③休む時・休みたい時の過ごし方について教えてください。

この質問にはこのような答えがありました。

  • ひたすらダラダラ家で過ごす。溜まってる家事をする。時に外に出て気分転換する。
  • 寝るかYouTubeみてダラダラしている
  • 単調なゲームをしたり、大食いの動画を観る。寝る。
  • ごろごろする、ストレッチをする、散歩をする、本を読む、友人と電話する、ドラマを観る、ドラマの考察を読む、窓を開けて空気を入れ替える、歌う
  • 横になる、音楽を聴く
  • 目覚ましをかけないで寝て、目が覚めたときに起きます!
  • 寝る、美味しいものを食べる、YouTubeをみる、音楽を聴く
  • 一人になって横になる、静かなところでゆっくり息をする、緑のあるところや好きなところへ行く
  • 休もうと思った時には、予定を入れないようにしています。

体を休ませる、頭を休ませる

「休みには体を休めることと、頭を休めることの2種類があると思ってるのですが、頭を休めることがなかなかできなくて困ってます」という発言に「常に私も何かしらを考えてしまってます」「私も同じ意見を持っています」など、同じ悩みをもつ人が何人もいることがわかりました。

休みづらい理由

上記の意見を受け、次のような話題を提供してくれた方もいました。

「『休めない』『休みづらい』にも、
・いろんな理由で、休むべきではないと自分は思うから、休みたくない
・自分自身も休んだほうがいいと思うけど、どう休んだらいいか分からない
の2種類があるのかな?と思いました。」

この話題に対して、「一人暮らしをする前は複合していましたが一人で暮らして、ひとりの場所を確保できるようになって後者のみになりました。休める場所があっても、どう休んだらいいのかわからないです。」「私は両方ですね。様々な理由からまた罪悪感から休みたいけど休めなかったり、私は躁鬱があり、躁の時とかも自分でブレーキかけれなくて、またどうやって休めばいいかわからなくて、困る時があります」などのコメントがあり、盛り上がりました。

くらべる妖怪

「皆さんは自分自身が忙しいときに周りの人が休んでいるとイライラしたりしますか?」という問いかけに、「つらいときは余裕がなくなり、そうすると、人と比べちゃうことが多くなる気がします。なるべくは、そこまで余裕がなくならないように気をつけていますが、そうなってきたら、『くらべる妖怪がでてきたなー』みたいに思うようにしてます。」との反応がありました。それをきっかけに、「くらべる妖怪、この国に蔓延っていますね。」「くらべる妖怪、私も出てきます。」「私も意識してても、無意識に比べてしまってます」と共感の声が多く寄せられました。

参加者の感想

いろいろ皆さんと深まれて気づきを得れたのでよかったです!
他者と考えを共有できて有意義な時間だった。みんなどんなやるべき事に追われているのか気になった。
くらべる妖怪とか、ちゃんとしなきゃの呪いとか、悪魔がいつの間にか人の中に取り憑いているんだなぁと思った。その状態では、休もうとしても頭が抵抗してしまったり、そもそも休むことが何かわからなくなったりしそうだと思った。無理をしないで、その人のペースでやる、ということがどうして当たり前にならないのだろう。人それぞれのペースややり方があることが世に知られていないからなのだろうか、といろいろ想像しながら参加している人たちの話を聞いていた。
休めないというテーマは同じでも、色々な理由で休めない方が集まっていていろいろな話が聞けてとても良かったです。他の参加者さんがやっている改善方法が知れたので、試してみたいと思います。
最後の方、貴重な1日を寝て無駄にしてしまった、というコメントがあったのですが
寝て無駄にしてしまった日は休んだ日に入らないのかな?と思い、もっと考えてみようとおもいました。
休む難しさには、周囲の人がどれくらい休むことに協力的なのか、休める状況なのかなど自分以外の要因がかかわっていると思いました。みんながいっせいに休めば気が楽なのにな…とも思いますが、がんばりたい人にはがんばりたい人なりの事情があるかもしれないので、強くは言えません。休みたいときに休みたいだけ休める人生を送りたいです。
休むという予定をたてることも大切だなと感じました
自分が考えている事と同じような事を皆さん考えているのだな、と思いました。休めないというのは真面目な人間であるという事だと思うのですが、ここチャットの皆さんも真面目な感じがしました。あまり考えすぎないように自分も適度に休めるようにやっていきたいと思います。ありがとうございました。
頭が休まっていない人が多くて安心した。休むことに罪悪感を持っている方が多くて、やはり今の社会では休む=悪いという感覚が根強く残っているんだなと実感した。人それぞれ取り巻く環境は違うから、平等に与えられる休みをどう取ろうが文句を言われる筋はないはず。そういう人たちがたくさんいる職場だと職場自自体の覇気も下がる気がした。体に出る前に休みを取る大事さを理解し、もっと休みが取りやすくなる社会になってほしい。そして、休みを取っても罪悪感を持たなくていいんだよって思ってほしい。