僕の経験談

19歳・男性


19歳の男です。
今年は、わけがわからないことがたくさんあって、普通の日常がほとんどありません。
自分のなかでも、なにがなんなのかまとめるために、時系列順に今年の出来事を記したいと思います。

まず、僕は、高校を3年間、男子校ですごしました。受験はほんとうに地獄でした。自然の中で物理を勉強するために、田舎の国立大学を受験しました。過去問では満点しか取らなかったので、余裕だな、と受けたら落ちました。結局、東京の有名な私立大学に行くことになりました。親戚はもちろん褒めてくれましたが、私立大学の理系はほんとうに高くて、親に大変な思いをさせてしまうことになって、自分としては最悪でした。

大学に入ると、コロナで入学式はありませんでした。対面授業も始まりませんでした。少したって、オンライン授業が始まって、実家では家族がいてzoomなどしずらいので、S市のアパートに行って一人暮らしを始めました。

今思えば、この時あたりから、歯車というか、何かおかしくなってたんだと思います。

一人暮らしを始めてすぐは、人の多い都会に慣れず、暗い気持ちになりました。でも、同じ高校の友達と毎日電話して、なんとか上手くやっていました。バイトも始めました。

僕は女性が好きです。

ある日、高校からの友達に泊まりに誘われました。彼も一人暮らしで、僕もオンライン授業などどこでも受けられるので、彼の家に遊びに行きました。
いろいろあって、あまり喋りたくないので端的に述べますが、彼はゲイでした。
小学生の頃、彼は、男が女に告白するように、男に告白して、自分の異端性を知ったと言っていました。
中学の友人にトランスジェンダーの人がいるので、そのこと自体には驚かなかったのですが、彼は僕をほんとうに好きで、愛していて、付き合えないならこれ以上は一緒にいたくないと言ってきました。それで、彼との縁は完全に切れてしまいました。

それから、僕は完全にひとりになってしまいました。オンライン授業とバイトだけの生活で、鬱になってしまって、バイト先でも上手く会話ができないようになって、クビになりました。

そこからは芋蔓(いもづる)式で、鬱になって、朝起きれなくなって、徐々にオンライン授業が受けられなくなって、外に出なくなって、お風呂に入れなくなって、ご飯が食べられなくなりました。

大学の相談センターに連絡したら、精神科の受診を勧められたのですが、自分の精神的な弱さが原因でお金を払うのが嫌で、ずっと閉じこもった生活をしてしまいました。

結局、一度も大学に行けないまま留年が決まりました。体重は4キロ痩せました。

その頃から、少し連絡をとりあっていた親も、僕がおかしいことに気づいたようで、実家に帰ることになりました。

実家に帰って少し元気になったので、車の免許をとることにしました。これはとても楽しかったです。何人か友達もできたし、気をつかわない会話が久しぶりだったので、ほんとうにありがたかったです。そこで、1人の女性と仲良くなりました。その人は、専門学校がS市にあるらしく、教習が終わったら2人で会うことになりました。

彼女が免許を取り終わったので、O駅で会うことになりました。ご飯でも食べに行きたいと思っていたのですが、彼女はすぐ実家に帰らないといけないらしく、会ってすぐに別れることになりました。結局、7000円奪われてました。

彼女に会うために、僕もS市に行っていたので、また辛い日々に戻ってしまいました。

ここからは、本当に直近1ヶ月くらいの話になります。

大学のガイダンスで、初めて(受験ぶりに)大学に行きました。いろいろな人がいましたが、その頃も鬱なところがあって、積極的に人に話しかけられず、結局友達もできませんでした。

帰りの電車で突然悲しくなって、そのままO駅まで行って、ピンサロに行きました。初めて女性の体を見て、触れて、キスして、とても不思議な感じで、非現実的な快楽を感じました。その次の日は久々に、オンライン授業を真面目に受けられました。

でも、不幸は続くものらしく、一週間後にのどがとても痛くなって、調べたら、性病にかかっていました。

それからはもうわけがわからず、とりあえず実家に帰ってきました。今、少し心が落ち着いたのでこれを書いています。まだ対面授業は始まっていません。もう、なにがなんだかよくわかりませんが、今は死ぬ気もありません。

再来年には大学をやめて、農家になろうと思っています。結論とか、考えた結果とか、もうそういうものはありませんが、皆さんも頑張ってください。

最後に、教訓として一つ言わせてください。
辛くなったら、絶対に人を頼ったほうがいいです。頼れる人をつくっておいたほうがいいです。人はひとりだと自壊します。

強く優しく生きましょう!地獄みたいな世界ですが、僕も頑張るので

感想1

経験談読ませて頂きました。投稿者さん自身「なにがなんなのかまとめるため」と書かれているので、私も経験談を読んで感じたことを書かせて頂こうと思いました。

今年は大学入学や1人暮らしという新しい人間関係の構築や生活バランスの構築が必要となる大きな変化に、社会全体を孤立しやすくするコロナ禍での生活の変化が重なり、新しい人間関係の構築が阻害されやすかっただろうと思います。大学での新しい人間関係が築きにくい環境のため、自然と今までの友人関係を頼ることで距離が縮まりカミングアウトにつながった面も大きかったのではないかなと私は思いました。

高校時代の友人とのこともそうですが、その後の専門学生の女性とのこと、投稿者さんが性風俗に行ったことなど、それぞれの出来事や投稿者さんを含めた登場人物についての背景を想像すると、私にはコロナ禍によって学生や若い人達が、孤立しやすいことで体調を崩したり、バランスをとろうとする様々な行動によって問題に巻き込まれたり、抱えていた問題が表面化しやすかったりと翻弄されているように見えました。登場人物の中には経済的に困窮してきている人もいるのかもしれないとも想像しました。

投稿者さんの教訓については、私も同意します。1人でいる方が楽な時もあるし、孤立したり傷ついていると人を頼ること自体難しかったり、頼れる人自体いなかったりすることも多いと思いますが、自分ではどうにもできない問題が起こった時に他者が必要になることも多いので、望まない孤立をしないですむような社会になるにはどうしたらいいのか考える必要性を感じています。

この経験談は、私にとってコロナ禍で学生が置かれている環境や現状を考える機会となりました。経験談を投稿して下さってありがとうございます。

感想2

いただいた文章から、一年の間で目まぐるしく様々なことが起こり、そして文末にある「つらくなったら、絶対に人を頼った方がいい、頼れる人をつくっておいたほうがいい」という教訓に至ったのだろうな…と想像しています。

ただ、文章から伝わってきたのは、様々なことがあった中でも、あなたの中で必死に考え、行動に移され、試行錯誤というか、もがいている、という表現が適切かどうかはわかりませんが、その都度向き合ってきたのだろうな…という印象を受けました。

生きていると、本当に思いもよらない事態に巻き込まれたり、一度何かが崩れると、他も一気にボロボロと崩れて、何が何だかわからないけどしんどいことが次々やってくる…という経験、私にもあります。

渦中にいるときはしんどくて逃げたくて死にたくなったり、だけど投稿者さんは常にそれに対して戦ったり、誰かに頼ったり、「この状況をなんとかしなければ」というような思い、そして行動されているたくましさ、のようなものを感じました。

最後の言葉は、私も胸に刺さりました。全く持ってその通りだと思います。

そして農家になろうという結論、何かを選ぶときに必ずしも確固たる信念や理由が必要なわけでもないですし、とりあえず、なんとなく、ということが結果的によかったりもすると思うので、生きることは選択と決断の連続ですが、諦めずにそれを繰り返し、時に思うようにいかないこともありながらも動き続けた結果だと思うので、私自身、つらい時、自分が崩壊しないように、誰かを頼れる力がつくように、あなたの経験談を読んでとてもはっとさせられました。ありがとうございました。

お返事

丁寧な感想を書いて頂き、ほんとうにありがとうございます。
今は大学を休学して実家に帰っています。S市のアパートも引き払いました。来年からは東京の寮で、心機一転、頑張って生きます。
これからは、もし絶望を強いられたら、絶対におかしいので、全力で抵抗することにしました。