何かが足りない

山梨県/16歳/女

「生きている意味はあると思いますか?」

 “ありません”


私は幸せな家族に生まれた。

両親もいれば、友達もいる。なんの不自由もない生活をしている。

でも、何かが足りない。

自分で「足りないモノ」を埋めるキッカケを作っていないのか、それとも存在しないのか。

いくら考えても私にはわからなかった。


私の父は、仕事の都合で家にはいなく実家に住んでいる。

一緒に住んだことはなく、父から貰う愛情を、私は知らない。

小さな子供が両親と手を繋ぎジャンプしているのを見て、ただ寂しく、孤独な感じが襲ってくるだけだった。

中学生までは父が家に一緒に住んでくれるのではと期待していた。

でも今は、父にはなんの期待もいだいていない。

がっかりするだけだと知ってしまったから。

中学生のいつだったか、父のスマホに着信が入って、父が慌てて隠しているように見えたことがある。

チラッと見えた言葉が、高校生になった今も頭を離れない。

それは、母ではない「どこかの女性」からきた連絡。

あきらかに仕事の内容ではない連絡に、ショックを受け、その日からしばらくは泣く夜を過ごした気がする。

どんなに近くの人でも簡単に信じるものではないと、その日から私の中でストップがかかるようになった。

そのおかげで、傷付く前に予防できることが多々あったのだと、今考えると半分はいいことのように思えてしまう、

いや…思わなければいけないと思うようにしている。


世間には「毒親」という親がいる。

調べてみると、子供に悪影響を及ぼす親のことらしい。

毒親なのかは分からないが、私の母は過保護なところがあり「プライベートがない」ようにどうしても思ってしまう自分がいる。

母は悪くない、大好きだし、感謝している。

でも、時々母が発する言葉が鋭く突き刺さって、頭から離れないことがある。

“ほんとは反抗する時間なんてない”

“朝自分で起きれないなんて腐ってる”

“他の人は頑張ってるのに”

“自分に甘い”

言っていることは合っている。

頭では分かっているけれど、やっぱり心の中には何かが刺さったままで、未だに取り除くことが出来ない。

【親が何かについて嬉しそうに話してくれる】 (私に関してのことについて、その顔をしてくれたのはいつだったかな)

【〇〇か〇〇のどっちかじゃないとダメ】   (なんで自分で決めさせてくれないの…?)

【…。】                  (ー。)


しにたいよ

いじめも虐待も、受けていない。

リスカもしていない。

私よりもずっと辛い人なんて沢山いる。

リスカする勇気も出ず、ただ包丁で自分を刺すところを想像するだけ。

死にたい人へ、と誰かが投稿してくれている音源を流し、眠るだけ。

なんて弱いんだろう。

でも、そんな役立たずが、私なんだ。

何も変えることの出来ない、ダメ人間な自分が、どうしようもなく憎い。

「助けて」をいえない自分に、腹が立つ。

「大丈夫?」に笑顔しか返せない自分が、大嫌いだ。

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今日も私は

自分にがっかりして、親の言葉に傷付いて、また死のうと努力する。

感想1

経験談を投稿いただいて、ありがとうございます。

父の行動にショックを受け、人間不信になってしまったということでした。そうなると、他の人に自分の気持ちを気軽に相談したりするのにも不安が生まれたりして難しくなるのかな、と思いました。

また、母が過保護でプライベートがないように感じる、ということでした。これでは息抜きやリラックスが出来ない緊張状態が続き、ストレスがたまる一方なのではないかとも思いました。しかも、そのつらさを吐き出せる場所があまりないように見えて、余計に辛くなってしまうのではないかと考えました。

父を信頼できない上に離れて暮らしていたり、周りの人をあまり信用できない状況だと、必然的に母との距離感がとても近くなってしまって、それが辛さにつながっているのかなとも思いました。距離が近いからこそ一つ一つの発言や態度が気になってしまっているようにも感じられました。

最後の方に「『助けて』をいえない自分に、腹が立つ」とありましたが、今回経験談を投稿いただけたので、自分の気持ちを発信して頂けたのだなあと個人的に嬉しく感じました。

もしよかったら、死にトリや他の場所でも気持ちを発信して頂いて、似たような感情や価値観を持つ人とつながれたり考えを共有して頂ければ少し生きやすくなるのかなあとも思いました。

感想2

 経験談の投稿ありがとうございます。「幸せな家族」や「なんの不自由もない生活をしている」という言葉と、父親さん母親さんとのエピソードとのギャップが、個人的には気になってしまいました。そこには、親を好きという気持ちと、親の言動に傷つけられた気持ちが同時に存在しているのかなと推測しました。どちらも自然な気持ちのはずですが、一見バラバラな気持ちが自分の中にあると、簡単に整理できるものではないと思います。

 経験談を読ませてもらい、母親さんのことを「毒親」と思っても、おかしくないなと私は感じました。いくら友達や家族がいても、プライベートがなかったり、自分で自分のことを決められなかったりするのは、「何かが足りない」と感じても不思議ではありません。それは本来保障されるべき権利だと、私は考えます。

 あなたはまだ若いのかなと勝手にイメージしているのですが、親から(物理的にも精神的にも)距離を置くのは、選択肢の一つかなと思いました。もし今そうすることが難しくても、頭の片隅にでも入れておいてほしいです。個人的に、人と上手くやるには距離感が大事だと考えています。親とうまく付き合うために、あえて距離をつくるのは有効な時もあります。

お返事

ご感想、ありがとうございました。
2つの感想を見て、少し心が軽くなった様な気がします。

2つの感想の通り、推測の部分で、私の気持ちを読み取っていただけて本当にありがたかったです。

どんなにいいことがあっても、きっと一生「死にたい」気持ちが消えることは無いと思います。
それでも、少しでも良い時間を過ごせる様に頑張っていきたい。
そう強く思います。